2010年12月25日土曜日

9号:1. アンドロイドとiPhone、どっちがいいの? 

最近良く、「アンドロイドがiPhoneを追い越すの?」「どっちがいいの?」とい う質問を耳にします。たしかに、iPhoneの独壇場だった、タッチスクリーンのス マートフォン市場に後発といえるGoogleのアンドロイドを搭載した電話が各メー カーから沢山でるようになってきました。

すでに全世界のシェアでは、1位がノキア、二位がアンドロイド、3位がiPhone とiPhoneを追い越しています。

ただし、iPhoneは携帯の一機種であるのに対して、アンドロイドは携帯電話用の 汎用OSであることを考えると、単純に比較するのもおかしいかもしれません。

この関係は、MacとMacOS、WindowsとWindowsパソコンに置き換えると分かりやす いかもしれません。Googleは携帯用のアンドロイドOSを無料で提供しており、単 独ではiPhoneのようなOSを開発できなかった携帯メーカーがこれを自社の携帯電 話に採用している形です。

ただし、マイクロソフトと違ってグーグルはアンドロイドを無償で提供する上 に、アンドロイド用のソフトウエア開発環境も公開しています。

これにより、100ドルのSDKを購入し、かつアップルの厳しい審査を受けないとい けないiPhoneアプリより、アンドロイドアプリのほうが参入しやすいので、対応 アプリもどんどん増えています。

では、アンドロイドのほうが、機種の選択肢も広いし、ソフトも豊富でいいじゃ ないか、と思いますが、Windowsパソコンが必ずしもMacより優れていないのと同 じ理由で、注意が必要です。

アップルは、OSとハードを両方同時に設計開発していますので、ハードの力を 100%引き出すソフト、ソフトが快適に動作するハードを同時に作りあげること ができますが、アンドロイドはハードウエアに依存しないぶん、ハードの個体差 を引き出しにくい設計であり、またハードによっては、ソフトが軽快に動作しな いというケースもあります。

また、アプリもアップルのような厳しい審査が無い分、操作性の一貫性がなかっ たり、しょうもないアプリがたくさんあったりします。

ある程度、自己責任で目的にあった機種を選択し、ソフトも選べる人にとっては アンドロイド携帯も良いかも知れませんが、おまかせで快適に使いたい人にとっ てはiPhoneを超えることは出来ないと思います。

車をとくにいじらず、快適に移動するための手段として、故障もなく、難しい操 作をおぼえる必要なく乗り回したい人と、改造したり、サードパーティのパーツ を組んだりして自分好みの車にしたい人の違いに似ているかもしれません。

じゃあ、自分にはiPhoneのほうがあっている、と思った人はパソコンもMacにし てみると快適かもしれませんよ。(洗脳洗脳)

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