2011年2月17日木曜日

iPhone心拍数測定アプリとか、ジョブスの余命とか

いつもお世話になります。56ニュースの時間です。

2/16/2011ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スタンフォードのがんセンターに通うジョブスのやせ衰えた姿がEnquirerに
フォーカスされ、「余命6週間」という衝撃的なタイトルで紹介されたらしいで
すが、記事をよく読むと、余命6週間と診断したのは、フォーカスされた2枚の写
真を見た、ジョブスに会ったこともない、専門も違う医師の勝手な見解なんですね。

とはいえ、このニュースがこれだけのスピードでソーシャルメディアを駆け巡っ
ているのを見ると、緊急時の情報伝達の速度とその信ぴょう性について心配にな
りますね。

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iPhoneにはマイク、カメラ、GPSの入力に加え、近接センサー、輝度センサー、
加速度センサーを備えているわけですが、これらのセンサーを上手に使ったアプ
リがiPhoneの可能性を広げています。加速度センサーを上手に使って、iPhoneを
重量計につかったり、水平器に使ったり。

そんな中で、すごいのがありました。

iPhone4のフラッシュに指をかざすことで、血管を透かせて、それをカメラで捉
えて血管の収縮周期から心拍数を測定するという驚愕アプリ。

http://itunes.apple.com/us/app/instant-heart-rate-measure/id395042892?mt=8

99セントと有料ですが、思うわずポチッとしてしまいました。

心拍数を測定するだけでなく、運動後に平常心拍数に戻るまでの時間を測定する
機能などもあります。これはすごい。まいった。

誰か、iPhoneのセンサを使って持っている人の体重を測定するアルゴリズムを考
えてくれませんかねえ。


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2011年2月11日金曜日

Yellow Pages と 10 minute mail

先日地方版に、サンフランシスコ市が電話帳(イエローページ)の配布は事前に
相手に許可を取ることを業者に義務付ける条例の検討を始めた事を書きました。
SF:電話帳の配布を禁止か « シリコンバレー地方版
これについてイエローページでは、「オプトアウトの手段を用意したから、オプ
トインは必要無い」と反論したのですが、どうやらそのオプトアウトページが本
格稼働したようです。GIZMODEで紹介されていました。

「家に電話帳を送ってくれるな」という人は以下のページからオプトアウトを申
請することができます。

http://www.yellowpagesoptout.com/

住所を入力するとその地域に配布されているイエローページの一覧が表示されま
すので、配布して欲しいものだけ選択するか、または全部不要とすることができ
ます。ちなみに私の住所ではなんと7冊も(周辺のエリア別、職業別など)もあ
りました。通りで捨てても捨ててもどこからともなく出てくるはずです。

で、このオプトアウトなんですが、申請するためには住所氏名を入れてアカウン
トを登録しなければいけません。住所を入れるのはここへの配達をやめてくれと
いうのですから仕方ないとしても、アカウントの作成にメールアドレスを必須と
しているところが気になります。登録時には、このメールアドレスに送られてく
る確認用メールのパスワードが必要となるため、いい加減なメールを入れるわけ
にもいきません。

なるほど、紙のSPAM攻撃を受けない代わりにメールのSPAMを受け取らせる作戦で
すね。

こんな時に便利なのが、一時的に暫定メールアドレスを発行してくれるサービス
です。この無料サービスでは、アクセスするとランダムな暫定メールアドレスが
発行され、最初にアクセスしてから10分間だけはこのアドレス宛のメールをペー
ジ上で確認することができます。10分後にはそのメールアドレスは無効となり、
他の人に見られる心配もありません。

http://10minutemail.com

今回はここで、メールアドレスを作ってYellowPages に登録。すぐにパスワード
を確認して、オプトアウト処理を無事終了させることができました。もちろん、
イエローページが後からこのアドレスにSPAMを送っても私のところには届きません。

この、暫定メールサービス。色々使えそうですね。

2011年2月10日木曜日

twitter と facebook


最近、インフォグラフィックというのが流行っているのか、よく見かけます。

正しい定義は知りませんが、私の理解では「ある事柄について、図表を使って上
手に説明した画像。」です。別に目新しくもないし、日本の学校教科書や百科事
典などは素晴らしいインフォグラフィックの宝庫だと思うんですが、最近の技術
のおかげで素人でも格好いいのを作り易くなったせいでしょう。

添付したのはたまたま見つけた、2010年のtwitterとfacebookのユーザ分布を
扱ったインフォグラフィックです。

どちらも急成長すぎて、引越し準備中です。facebookはメンロパークの旧サンマ
イクロキャンパスに移転が決まりましたが、twitterはサンフランシスコ市が
「ちょっと待ったァ」をかけているので、どうなるのでしょうか。聞いた話で
は、ファウンダーの二人がSFの自宅から通勤に便利な場所から移動したくないと
いう内情があるらしく、サウスベイへの引越はなさそうです。

さて、インフォグラフィックを見てみると、違いが顕著で面白いのは:

ユーザ総数:
facebook:5億人、twitter:1億人
すごい数字ですよね。どちらのサービスも技術的にはそんなに抜け出た凄いこと
をやっている訳ではないのですが、ローンチしたタイミングでこのユーザ数が資
産です。もっと凄いサービス、便利なサービスを作ることはできても、後発でこ
のユーザ数を超えることは難しい。
逆に見ると、「あなたのフォロワー、friendsごと、自動で引越しできます」と
いうより便利なサービスができてしまったら、引き止める力は弱いという弱点も
あるんですね。

認知度:
facebook: 88%, twitter: 87% でほぼ同じ。
どちらか一方しか知らないという人はあまりいないのか、いるけど人口比がたま
たま同じなのか。

自分のステータスを毎日更新する:
facebook: 12%, twitter: 52%
ま、twitter はそのためにあるようなツールですからね。facebook はゲームや
友人との連絡専用という人もいます。

13才から17才のユーザ:
facebook: 11%, twitter: 4%
ティーンにはまったく人気の無いtwitter。うちの次女も興味ナシです。若い人
はより、リアルタイムに反応があるサービスのほうが好きなんでしょうね。


アップルもグーグルも取れなかった市場を独占するソーシャルメディアの二大巨
頭。直接対決はあるんでしょうか。facebookのステータス機能はある意味、
twitterの機能をカバーしていますが、だからと言って両方やっている人が、
facebookのみにするケースは少ないようです。

伝搬範囲が友人知人のみであるfacebookと、会ったこともない知らない人とつな
がるtwitterとの違いでしょうか。

では!


2011年2月2日水曜日

facebookとセキュリティ

いつもお世話になります。56ニュースの時間です。

2/1/2011ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あっと言う間にもう2月です。速いもんですね。

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■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 今日の内容:■□■□■□■□■□■□■□■□■□

1. facebookを喫茶店などで使うときに注意

2. facebookを使った本人認証

■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 今日の内容:■□■□■□■□■□■□■□■□■□


1. facebookを外で使うときはご注意を

firefoxの拡張機能で、同じネットワーク上にいる他のPCが特定のサイトにログ
インした際に、そのセッションを乗っ取るという恐ろしいツールがあるそうです。

どういう事かというと、スタバのWifiを利用してfacebookにつないでいる人がい
ると、同じスタバでそのツールを使えば、その人のアカウントでfacebookにログ
インできてしまうのです。

このツールでセッションを乗っ取ることができるサービスは他にも、flickrや
twitter、Googleなどがあり、特にハッカーでなくても簡単になりすましが出来
てしまいます。

実際に、我が家のネットワークで試してみたら、他のPCからのfacebookやGoogle
へのログインを乗っ取る(その人のアカウントでログインした状態になる)事が
できました。(いたずらやプライバシー侵害はしてませんよ!)

このツール、HTTPでのセッションしか乗っ取ることができませんので、対策とし
ては、常にHTTPS接続を使用することです。

具体的には、facebookなら、AccountのメニューからAccount Settingsを選択、
上から7個目にAccount Securityという設定がありますので、ここで、

Secure Browsing (https)
Browse Facebook on a secure connection (https) whenever possible

にチェックを入れるようにしてください。こうすることによりfacebookとの通信
が常にhttpsで暗号化されるので、上のツールで乗っ取られる事はありません。

または、ブラウザのアドレスバーでhttp://となっているところを手でhttps://
と書きなおしても同じです。


2. facebookで本人認証

ブログのコメントの書き込みや、アカウントの新規登録などでCAPTCHAという、
ミミズの這い回っているような文字を読ませて、人間であることを確認するセ
キュリティチェックがありますよね。あれのおかげで、ロボットが自動でSPAM書
き込みなどを行っていないかなどをチェックするのですが、中には人間とて解読
が難しい物もあり、何度もやり直しをさせられると頭に来ます。

しかも、ロボット避けにはなりますが、人力で悪さをしている人間には効果があ
りません。

そこで、facebookでは次世代の本人(人間)認証として、ソーシャル認証という
テクノロジーをテストしているそうです。これは何かというと、CAPTCHA文字の
代わりにfacebookのフレンドリストから、ランダムに友達の写真が表示され、名
前をあてることが出来るかどうかで本人を確認するというものです。

本人なら当然わかるはずの友人の写真ですが、ロボットやなりすますの他人には
難しいというわけ。

これはいいアイデアだと思いますが、facebookにfarmvilleの農作業仲間を登録
している人や、最近会っていない小学校のクラスメートなど大量に登録している
人には厳しいかもしれませんね。もちろん、そのへんのお手つき回数などをテス
トで調整しているのだと思います。


では!